Rubyで文字列を表示する場合使うメソッドは
- puts
- p
の3つのメソッドとなります。
printメソッド
まずはprintメソッドからみていきましょう。printメソッドは()で囲った文字列などを表示させることができます。()で囲ったものは引数(ひきすう)と呼ばれています。この引数から渡された文字列をprintメソッドがコンソールに出力させています。
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print ("Hello! Ruby.\n") print ("Hello! " + "Ruby.\n") print ("Hello! "), ("Ruby.\n") print ("Hello! "), ("Ruby "), ("chan.\n") |
Hello! Ruby. Hello! Ruby. Hello! Ruby. Hello! Ruby chan.
引数の内容は少しずつ違いますが、結果的に3行目までのスクリプトはすべて「Hello! Ruby.」と表示されます。メソッドの中にある「””」は囲ったものを文字列として扱うことができます。
1行目が一番単純に文字列をprintメソッドで出力させています。2行目は文字列を「+」で結合させ出力。3行目は引数を2つ渡して出力。なお、4行目のように引数は複数指定することができます。
「\n」は改行を表す特殊文字です。もし「\n」を書かないでprintメソッドを二回行った場合は下記のように改行されずに表示されます。
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print ("Hello! Ruby.") print ("Hello! Ruby.") |
Hello! Ruby.Hello! Ruby.
また、引数の()は意味が曖昧にならなければ、省略することもできます。Rubyのメソッドは()の省略ができますが、初めのうちは()を入れた方が意味がわかりやすいかもしれません。
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print "Hello! Ruby.\n" print "Hello! " + "Ruby.\n" print "Hello! ", "Ruby.\n" print "Hello! ", "Ruby ", "chan.\n" |
putsメソッド
putsメソッドはprintメソッドと同じように引数から渡された内容を出力することができますが、最後に自動的に改行が入ります。
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puts ("Hello! Ruby.") puts ("Hello! " + "Ruby.") puts ("Hello! "), ("Ruby.") puts ("Hello! "), ("Ruby "), ("chan.") |
Hello! Ruby. Hello! Ruby. Hello! Ruby. Hello! Ruby chan.
putsの場合は引数を複数渡すと3、4行目のように文字列の1つずつに改行が入ります。2行目は文字列を「+」で結合させているので一番最後だけ改行が入ります。
また、printメソッドと同様にputsでも()を省略して書くこともできます。
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puts "Hello, Ruby." puts "Hello, " + "Ruby." puts "Hello, ", "Ruby." puts "Hello! ", "Ruby ", "chan." |
pメソッド
pメソッドは数値、文字列の違いなども一緒に表示することができ、主にデバッグ用として使われています。
プログラムで意図しない動作を行っている箇所を探し出して修正することです
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p ("1") p (1) p "2" p 2 |
"1" 1 "2" 2
文字列は「””」で囲まれていて、数値はそのままで表示されますのでわかりやすいですね。また、改行「\n」などの特殊文字もそのまま出力されます。
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p "Hello! Ruby.\n" |
"Hello! Ruby.\n"
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